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復活祭のドルチェ

明日は復活祭。イタリア人にとっては、クリスマスと同じくらい大事な祝日である。
クリスマスはキリストが生まれた日。そして私たちの罪を背負って磔になったキリストが復活した日が復活祭である。
クリスマスにはパネットーネやパンドーロを食べ、復活祭には鳩の形をしたコロンバやチョコレートでできた卵を食べる。白い鳩は、キリストが人類に幸せを運ぶ象徴、あるい聖霊が下りてくる象徴を意味する。卵は、春の到来を意味し、昔は殻に着色した茹で卵が食卓にふんだんに乗ったが、最近になってチョコレートでできた卵が欠かせなくなってしまった。
パネットーネ、パンドーロそしてコロンバは大量生産したものが出回っており、味わいはスポンジケーキ風である。
でもこれとは別に復活祭で食べるドルチェにパスティエーラ・ナポレターノがある。名前からわかるように、ナポリのドルチェで、とあるシスターが作り始めたと言われる。
今でもナポリでは、復活祭の前の木曜日に各家庭でパスティエーラを作る。ナポリの下町では、その日甘い香りが町中を包む。
一口で説明したらチーズケーキの一種であるが、チーズ製造段階で手にするホエー(乳清)から作ったリコッタを使う。
クリスマスは、一日がかりでパネットーネを作るのが我が家の習慣になったけど、昨年からこのパスティエーラも作るようになった。やっぱり自家製は、味が全然違う。それに砂糖を控えめにすることだったできるからね!(イタリアのドルチェは異常なくらい甘いことが多いから)
本当はGrano cottoと呼ぶ、茹でた丸ごとの硬質小麦を作る準備からしなきゃいけないのだけど、これ最低2日はかかる・・・でも今は便利なことに、茹でたものが瓶詰になってスーパーで売っている。
DSC04622.jpg

茹でた麦の粒粒が丸ごと入っているドルチェなんて、考えてみたら不思議・・・味の決め手はオレンジの花の香りの水(エキス)。イタリア人が作ると、これを入れ過ぎるきらいがある。入れ過ぎるとオーデコロンを食べてるような気になるもの!だから私は少し控えめに使う。
タルトの生地は、バターをたっぷり使う。でも本来のレシピはバターではなく、ラードを使用。昔、南イタリアでは、バターはめったに使用しなかった(手に入らなかった)から。卵もふんだんに使う。そしてすりおろしたレモンの皮とシトロンの砂糖煮を小さくカットして加える。
タルト地:小麦粉500g、砂糖150g、バター200g、全卵1個、卵黄2個、レモンの皮すりおろし。
中身:卵6個、リコッタ500g、牛乳で煮直したGrano cotto 580g、砂糖100g、シトロン砂糖漬け100g、レモンの皮すりおろし1個分、バニラエッセンス、オレンジの花のエキス、
1個作るつもりが2個になってしまった・・・

DSC04621.jpg

木曜日から金曜日にかけて作って、そのまま日曜日まで寝かしておく。そうすると味がなじむ。
子羊料理を食べた後に、このパスティエーラで締めくくる復活祭の昼食。デザートワインは何にしようかなあ~?




テーマ:スイーツ - ジャンル:グルメ

  1. 2010/04/04(日) 06:46:28|
  2. イタリアの食
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