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バジリカータの思い出

バジリカータから戻ってきて、早3週間・・・
いまだに、私の目に焼き付いている光景。
DSC04241.jpg

なんだかわかりますか??
パプリカ(赤ピーマン)を乾しているところです。
1996年にIGP(保護指定地域表示)に認定された貴重な食材で、正式名称はぺペローネ・ディ・セニーゼ(セニーゼ村のパプリカ)。
実はバジリカータの人々にとっては欠かすことのできない食材です。
収穫するのは8月。収穫後2,3日暗いところに置き、その後ひもに一個一個通していく。今でも手作業で行います。ひもの長さは1,5~2メートル。乾燥しきったら、重さは10分の一になってしまう。
昔は、バジリカータのどの家でも、軒下にパプリカがぶら下がっていたそう・・・
今でも、乾している家をみつけたけど・・・

DSC04245.jpg DSC04160.jpg DSC04238.jpg


これ、本当に美味しいんです!
ぺペロンチーノじゃないので、辛くはない、それどころか甘味を感じるくらい!
どんな味って・・・説明のしようがないのだけど。
高温のオリーブオイルで、10秒ほど揚げる(焦がさないようにするのが大事)。少しさめると、カリカリになって、そこに塩をして食べる。
もう、後引き豆みたいにやめられなくなっちゃう。もちろんこれだけで、十分美味しいのだけど、これを小さくちぎって、オリーブオイルでニンニクとベーコンを炒めたところに加えて、パスタとあえたら、これがまた旨い!
お皿に残ったソース、舐めたくなっちゃうくらい!(はしたなくてごめんなさいね)
レシピは数限りなくある。バッカラ(塩漬けのタラ)とあえる、オムレツに入れる、ラム肉と煮込む・・・

貧しかったバジリカータにはこのパプリカで作るドルチェが存在する。ドルチェ:それはイタリア語でデザートのこと。イタリア人にとって一番大事な、そして一番贅沢をするクリスマスのドルチェにこのパプリカを使っていた。クリスマスでさえ、お砂糖を手にすることができなかった貧しさ・・・
そのドルチェとは:このパプリカに衣をつけて揚げる。それでおしまい。
クリスマス:家族・親戚が集まり、皆でつつましくこのドルチェを食べる。中から真っ赤なパプリカが顔を出す。よくかみしめると自然の甘味が出てくる。
贅沢になりすぎてしまった私たち・・・人工香料に毒されてしまっている私たち・・・
今年のクリスマス、私もこのドルチェを作ろう!

このパプリカ、バジリカータの食卓には欠かせないのに、この州以外では全く無名。
残念で仕方がない。日本に輸入したいのだけど・・・

テーマ:ご当地名物 - ジャンル:グルメ

  1. 2009/11/22(日) 02:58:20|
  2. イタリアの食
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