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ピノ・ノワール(ピノ・ネーロ)のシンポジウム

この世に高貴なブドウ(もちろんワイン作りのためのブドウ)は2種類しかない、とワインの通は口をそろえて言う。

それは、ネビオーロとピノ・ノワール。
イタリアでは、ピノ・ネーロと呼ばれるが、この2種類、どちらも栽培が難しく、また出来上がったワインが繊細であるという共通点を持っている。

でもピノ・ネーロで時々出合う、フォクシー・フレーバー・・・私はどうも苦手。
フォクシーって表現するべきじゃないのかもしれないけど、じゃあなんと言ったらいいの?
ガンベロ・ロッソで毎回高い評価を受けているピノ・ネロ100%のワインでも、その臭いがあって、私が苦手なのがいくつかある。
ということは、私の感覚がおかしいってこと?

で、ピノ・ネーロを理解するために、イタリアで初めて開催されたピノ・ネーロのシンポジウムに参加してきた。
会場は、ミラノの南、オルトゥレポー・パヴェーゼにあるリッカジョーイア。古い屋敷を改造し、ミラノ大学とピアチェンツァ大学の醸造学部の研究所も兼ねているここでは、ロンバルディア州の醸造地帯の11500種類の土壌のサンプルを抱え、また1000種類のブドウの苗木を特別な環境で育てている。

DSC02990.jpg 
土壌のサンプル


DSC02994.jpg 
虫が入らないように2重の網で覆ってある



2日間で学んだことは数知れず・・・
ピノ・ネーロは、トゥラミーネル(日本語はトラミネール)とムニエの自然交配種(いや~、これにはびっくり!)。
涼しい気候を好むので、一般的にはフランスでは南西向きの斜面に、イタリアでは北東向きの斜面に栽培。
イタリアにピノ・ネーロが入ってきたのは1800年代半ば。
ピノ・ネーロから白ワインを作る場合、多くの生産者が脱色のために、カーボンやベントナイトを使用。
実が熟すに従い、香りはカシス、チェリー、ダークチェリー、プラムと変化していき、熟しすぎると化学的な臭いが出る。
飲み心地がカリカリしたような(イタリア語でクロッカンテと言うんだけど)ワインが、理想的。

DSC03014.jpg


ふふ~ん!  2日間でスパークリング、白、ロゼ、赤とピノ・ネーロから作ったワインを50種類以上試飲したけど、あのミシン油みたいな臭いはここから来たのかな??

印象的だったワインを書きだしておこう。
*Mazzolino Cruase`    
  2007年よりDOCGになったピノ・ネーロ最低85%以上のロゼのスパークリング
  フランス人のエノロゴが手がけた今年リリースされたもの。
  彼のスティルタイプのNoirも毎年高い評価を受けている。

*Gottardi 2009 
  アルト・アーディジェ州。まだ若いせいか、開栓直後は少しフォクシーを感じるが、
  時間が経つと野生のミントの香り。優しいタンニン、エレガント。
  考えたら、今年の自分の誕生日にレストランでこの2005年を飲んだ! 改めて感激!

DSC01735.jpg


*Maison Anselmet Vigne Toul  
  2009年と2010年を試飲。同じ作り手の同じ畑からのものとは思えないほど、色も香りも、
  もちろん味わいも異なる。フォラトゥーラ(手作業の撹拌)の回数が違っただけ、とのこと・・・
  フォクシーは感じられるものの、味わいもアフターも素晴らしい。2010年のほうが現時点では上を行く。
  アオスタ渓谷州の標高800メートル、傾斜80%(!!!)の畑のピノ・ネーロ。すごすぎる!!!
  コスパもいい。注目の作り手!
DSC03000.jpg 
左が2010年、右が2009年。

*Pojer & Sandri Rodel Pianezzi 1992  
  共同経営者であるMario Pojer自身、心配そうにしていた1992年のビンテージ。
  サービス時、1時間前に開栓したとのことだったけど、試飲時にはもうピークを過ぎてるな、と思えたのが
  2時間後には、見事によみがえった。19年物のピノ・ネーロ。脱帽である!
DSC03015.jpg 
左が2007年。右が1992年。


セミナーの間には、コーヒーブレーク、昼食、そして宿泊は15世紀の宮殿を改造したホテル(http://www.castellosangaudenzio.com/)。
DSC03011.jpg
DSC03013.jpg


おまけにそこで生産者やジャーナリストたちと夕食を伴に、と至れり尽くせりの充実した2日間だった。

ピノ・ネーロばんざ~い!

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テーマ:ワイン - ジャンル:グルメ

  1. 2011/11/20(日) 07:17:16|
  2. イタリアのワイン
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
  1. 2013/02/11(月) 14:20:22 |
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  3. 株式の初心者 #-
  4. [ 編集]

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