イタリアより食とワインと山の魅力を

イタリアのワイン・チーズ、そして食生活情報

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

久しぶり、ワインの話

先日、イタリア人の友達のソムリエに誘われて、バローロに日帰りで行ってきた。
今回のお目当てのワイナリーは2箇所。
午前中は、Barali Fratelli (http://www.baralefratelli.it/new/)。
バローロの町の一等地に構えているワイナリー。案内してくれるのは、オーナーの娘のエレオノーラさん。
1870年創設、でも1600年代にはすでに、この地にブドウ畑を持っていた、という記録が残っている大変歴史のあるワイナリー。地下に降りて行くと、とてつもなく古いボトルが並んでいる。

古いボトル
 
最初に目についたのが、スプマンテ! このワイナリーでは、2005年からピノ・ネーロとシャルドネで瓶内2次醗酵で、スプマンテを作っている。レモアージュは、機械を使わず、手作業で行っているそうだ。

DSC01897.jpg

DSC01899.jpg

スチールのタンク、ボトル前のストック用のセメントのタンク、オークの大樽、中樽、ティーノと呼ばれる木の樽。バリックは見当たらない。そう、ここはバリックは使わず、伝統的な方法で作っている生産者である。

DSC01898.jpg

大樽

ティーノ

テースティングルームで、まず冷たく冷えたスプマンテから。ミッレジマート2006年。
年によって多少の変化はあるそうだが、配分はピノ・ネーロが70%、残りがシャルド。。エキストラ・ブリュット。淡い藁色。ハチミツ系の甘い香り、でも口に含むとピノ・ネーロならではのしっかりしたボディーを感じる。とても魅力的なスプマンテ。現オーナーがカステッレーロ畑に1980年に植えたピノ・ネーロだそうである。製造本数たった4000本。寒かった2005年は、酸がとてもしっかりしたスプマンテになったそうだ。貴重なものをテースティングさせたもらった。

Spumante.jpg

次はシャルドネー2010年。ブッシーア畑の樹齢30年のブドウから作り上げた。アルコール発酵は15~16度で1カ月近くかけて行う。南国のフルーツ、マンゴーの香りが華やか。ミネラルがしっかりしていて、とろっとしていて、その上バランスがとてもいい。
バローロを試飲する前に、ぜひこれを飲んでみて! 私たちのポリシーがわかるからっと言ってサービスしてくれたのが、Barbera d‘Alba SuperioreのLa Preda2008年。

Barbera.jpg

グラスを手元に引き寄せて、その素晴らしい香りに圧倒された。よく熟したベリー系のフルーツ、ドライプルーン、スピリット漬けのチェリー、そのうち、湿った香りも出てきた。もちろん甘いスパイス香も。これはすごい!これがバルベラなんて! 口に含んでみると、バルベラ独特の酸味が素晴らしい。バルベラは現オーナーが40年前に、カステッレーロ畑の一番高いところに植えた。そこは風が強く、気候の変化が激しくて、バローロのためのネッビオーロ栽培には向いてないから、との決断からだった。
600リットルの大樽で1年間熟成した。
いや~、バルベラがこんなに美味しいんだから、、、、バローロへの期待が益々高まる・・・

バローロの前に、Langhe Nebbiolo 2009年。アルコール度数14%。バラの花、紫色のシソ。塩味もタンニンもしっかりしている。ブッシーア畑のネッビオーロで作った。瓶熟に向いていて、飲みごろは10年後よ!と確信を持ってエレオノーナさんがほほ笑む。

〆はBarolo Castellero 2007年。アルコール度数15%。2007年は当たり年である。

Barolo.jpg
一撃を喰わされたような(と言う表現はネガティブかもしれないけど・・・)強い香りに巻き込まれる:バラ、プラム、ユカリ、甘いスパイス、ミントECC)。ユカリや紫色のシソの香りに包まれる。なぜか大昔に訪れた京都の大原の香りを思い出す。あれはユカリの香りだった・・・
ネッビオーロなのに、色が濃い! 酸も、ミネラル香も、もちろんタンニンもしっかりしている。香りが時間が経つに従って変化していく。聞けば、2日前に開けたそうである。いや~すごいパワーだ! 第三香が出てくる。

エレオノ―ラさんが、自慢する。多くの作り手はブドウを健全なうちに収穫するのだけど、私たちは、ブドウが熟すのをじっくり待ってから収穫するのよ! マセレーションも30日かけてやるのよ!

DSC01918.jpg


ブドウが熟すのを待つのは、リスクが大きい・・・それでなくても成長サイクルが長いネッビオーロ・・・もし雹が降ってしまったら(9月、10月にはよくあること!)すべてはオジャンになってしまうんだから!
それを聞いてワインを試飲していたら、変なことを考えてしまった:
健全なブドウからワインを作る作り手は、男性に例えたら、ピチピチしていて、すれていない女性を選んで、だんだん自分好みに変えていくタイプ。熟したブドウからワインを作るのは、すべてを知って(?)卓越した女性を好むタイプ。

なんか、例えが変でごめんなさい・・・

最後に飲んだバローロの畑、Castelleroに立ち寄ってみた。有名なCannubiの畑と道路を挟み、ちょうど向かい側にある。結構急斜面だ。ブドウ栽培に適していないと思われる下の方は、ヘーゼルナッツが植えてある。
トスカーナでは、ブドウ栽培に適していない場所はオリーブを植えるのが普通だが、ピエモンテではヘーゼルナッツだ!

へーゼルナッツ

8月後半の暑さのお陰で、ブドウはもう熟し始めている。一粒口にしてみたら、なんと甘いこと!

ぶどう1

ぶどう2

この分だと、2011年も当たり年になりそうな気配・・・

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

テーマ:ワイン - ジャンル:グルメ

  1. 2011/08/28(日) 07:33:59|
  2. イタリアのワイン
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<近況報告 | ホーム | アダメッロ山塊縦走その2>>

コメント

わ~美しい葡萄ですね!!そしてワインの色も。パソコンで、香りが出てこないのが寂しい!!
アダメッロって凄いところだったのですね。きゃ~!!運動不足の私ではとてもついていけなかった、、、。私達最近クマと一緒なので、ほとんど運動らしい運動してません。そろそろトレーニング始めなきゃねって言ってます。
  1. 2011/09/05(月) 16:59:18 |
  2. URL |
  3. parma akemi #-
  4. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2011/09/07(水) 15:35:32 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

parma akemiさま

今年はワインの当たり年みたいですね!
クマちゃん、元気ですか?
いいな、いいな~~!

山に来ていただけなくて、残念・・・
akemiさんが、運動不足なんて・・・・・信じないぞ~~!
  1. 2011/09/15(木) 00:38:27 |
  2. URL |
  3. 管理人 #-
  4. [ 編集]

えりさま

書き込み、ありがとうございます!

ぜひぜひ、イタリアのワイナリーにいらしてください!
明日から、チーズのツアーの通訳に行ってきま~す!
これからもよろしく!!
  1. 2011/09/15(木) 00:41:14 |
  2. URL |
  3. 管理人 #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://blogmilanobaita.blog95.fc2.com/tb.php/144-84e50b9d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。