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モンテ・チェヴェダーレ (チェヴェダーレ山)

7月30日から山に来ているのだけど、今回、私にとっての一番の目標は8月16日、17日、イタリア山岳会のメンバーとのモンテ・チェヴェダーレ(3769m)の登頂であった。
山歩き、山登りを始めて10年以上経つ。
3000メートル級の山には何度も登ったけど、今回は氷河をアイゼンをつけ、ピッケルを片手に登る、というエキスパート級の登山なのだ!
ミラノにいるときは、仕事の合間を見てスポーツクラブに通っているし、冬は下手ながらスキーの大回転のレースにも出たりしている。でも今年は5月にスキーで鞭打ちをしたり、7月は2週間仕事でトレーニングしなかったり・・・だからあまり鍛えていない。山に来てから一日おきに山登りをして、夕方はマッサージ、ストレッチング、と体調を整え、この日に望んだ。
前日15日は、突然気温が下がった上、どしゃ降りの雨。
翌朝、期待せずに窓を開けると、晴天ではないか!
早めに宿泊先であるヒュッテ・ピッツィーニに1時間半ほど歩いて到着。ここの標高は2706メートル。
6人部屋に4人の男性と一緒に詰め込まれる。なんか、大学時代の合宿を思い出す・・・
皆、それぞれに自分の経験を語る。エキスパートばかり・・・・・
私は生まれて初めてアイゼンつけて、ピッケル持って氷河を登るんだから・・・
でも、体力と、とりわけ持久力は、私の自慢のひとつ!
夜10時、あまり居心地の良くないベッドに入り込む。
気分が高まって、眠れない・・・こうなるとわかっていたから、昨晩しこたま寝ておいたんだから心配するな、と自分に言い聞かせる。羊の数をイタリア語で数えても寝付けない、小学校時代の同級生の名前を思いおこす、、、やっぱり寝付けない。
4時30分、起床。5時朝食。5時30分、まだ暗い中出発。気温3度。ガイドも入れ、総勢28名。
まずは、3269メートルのところにあるヒュッテ・カザーティを目指す。途中から、前日積もった新雪が凍っている上に、傾斜がきつくなり、息が荒くなる。2時間ほどでカザーティに到着。
低く雲が下がり、霧がかかっている。
気温は氷点下、つま先が凍えている。
ヒュッテのストーブの前で、皆で待機すること1時間弱。
出発するぞ~という声で外に出ると、奇跡的に晴れ渡っている。ヒュッテの前から延々と氷河が伸びている。アイゼンをつけ、ハーネス(安全ベルト)を身につけ準備を整える。
私が氷河登頂が初体験だと知ったガイドが、私を彼の6人からなるグループに入れてくれ、ロープで結び合う。クレパスに落ちたり、氷河で滑ったときのためなのだ。
チェヴェダーレ3チェヴェダーレ4チェヴェダーレ
ゆるい傾斜の果てしなく続く真っ白な氷河を歩いていると、感激がこみ上げて来る。
今、楽だからといって、安心してはいけない、と自分に言い聞かせる。
なるべく話をせず、エネルギーを消耗しないようにする。
もし一番初心者の私がばてたら、皆を巻き添えにして引き返すことになるのだから・・・
ヒュッテ・カザーティがずいぶん下に見える。
クレパスや、穴がぼこぼこ開いているのをよけながらゆっくり歩を進める。
3859メートルのグラン・ゼブルーが雲の合間から我々の後ろに顔を出した。素晴らしいパノラマ!
前方には目指すモンテ・チェヴェダーレの頂が我々を待っている。ピッケルを片手に持ちながら、デジカメのシャッターを押す。
傾斜がきつくなり、足場も細くなり、滑りやすくなってくる。
腰が痛い・・・椎間板ヘルニアの私だから、しょうがない・・・
“あと、15分! がんばれ!”と言われてから30分近くは経っている。
ガイドが、“あと、15分!”と又、我々を励ます。
前の人の足だけを追っている私。歩く、歩く、歩く、ただそれだけ・・・・
気がつくと、足元に雪がない・・・10メートルほど前方に山頂が待っていた。
ガイドのリーノがメンバー皆に握手したり、キスをして回る。
イタリア山岳会ポンテ・ディ・レーニョ支部の会長エマヌエーラが、“OK~?”と気にして声をかけてくれる。彼女はカモシカみたいな身の軽さ、そしてそのタフさは、尋常を越えている。
リーノエマヌエーラチェヴェダーレ5
風のせいで、雪がついていない山頂の岩の上に大の字になって寝そべって、太陽の下、果てしない青空をみつめる。
ガイドのリーノに“ヘリコプターで上からここに落としてもらったみたいだ!”と笑われる。
一時間ほど、山頂で写真を撮ったり、持ってきた麦茶とビスケットを食べたりしながら感激と満足感に浸る。
昨夜泊まったヒュッテ・ピッツィーニに戻ったのは13時。
なんか、出発した時より、元気な私・・・
自分でも、初心者だったけど、誰にも引けをとらなかった!とうれしくなる。
自信がついたぞ~!!
今回はアイゼンとピッケルはレンタルしたけど、ミラノに帰ったら早速買いに行こーっと!

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/08/18(月) 05:17:13|
  2. イタリアの山
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