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イタリアのビオワイン(自然派ワイン)

ビオワインの見本市がミラノで開催された。
今まで何度かビオのワインを飲んだけど、どうもしっくりしなかった、と言うかがっかりしたことの方が多かったから、あまり興味がなかったのだけど・・・せっかくのチャンス!

ビオの生産者として有名なワイナリーが勢ぞろい。
では、ビオとは何か???
ぶどう畑で化学肥料、農薬、除草剤を使用しない、ワイン製造過程で化学的成分を含んだものを使用しない、人工培養酵母を使用しない。
これがこの見本市の参加条件で、ビオであることの証明書を持っているかどうか、は問われない。
と言うのは、証明書をもらう申請をするのは有料なので、たくさんのワイナリーがビオでありながら証明書を持っていないからである。
最近まで、私のビオワインのイメージは“良薬口苦し”で、身体にいいから美味しいと思って飲む、というものだった。
今日の正直な感想は、 “フランスなどから出遅れたイタリアのビオワインのレベルも上がった。”であった。

セミナーにも参加した。シエナでビオのキャンティー・クラッシコを作るポデーレ・レ・ボンチェのジョヴァンナ・モルガンティ女史とテロルデゴの生産者としてあまりにも有名なフォラドーリのエリザベッタ・フォラドーリ女史が参加。
DSC00184.jpg
   <左がジョヴァンナ・モルガンティ女史、右がエリザベッタ・フォラドーリ女史>

1時間に渡るセミナーは私にとって衝撃的なものであった。
フォラドーリは、私の個人的な見解かもしれないけど、10年ほど前に比べると最近は知名度が落ちたような気がしていた。オーナーであるエリザベッタはビオ、要は、より自然に近い状態でブドウを育て、ワインを造ることに試行錯誤していたようである。
強烈だった彼女の一言は:
農業ということ自体が自然ではないと思う。
頭打ちを喰らった気がした。
農業をするのは人類だけである。と言うことはそれは自然ではなく、人工である。人工と言う漢字を見ればわかるように、人が行うものである。
自然派と言う言葉は、イタリア語ではNATURALE、要はナチュラル。そして人工はARTIFICIALE(アルティフィチャーレ)と言う。

DSC00186.jpg
  
私たち人類は何万年もの間にいろいろなことを学び、発見、発明してきた、そして自然界を支配できるほどの現在に至った。
何万年も経った今、なぜすべてを捨てて自然に戻らなければいけないのだろう?
そもそも自然に戻る、なんてことは人類にとって不可能なことである。
より自然に近い、あるいは自然を尊重して・・・というのが一番の理想ではないのだろうか?
私はビオワインが素晴らしいもので、それ以外のものは淘汰する、という考えに賛成しかねる。
亜硫酸(酸化防止剤)は、ワイン製造段階では、最低限使用した方がベターであると信じている。

しつこいようだけど、長い歴史の中で人間が考え出したものを、なぜ今、放棄しなきゃいけないんだろう???

いろいろなことを考えさせてくれた大事な見本市であった。

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テーマ:ワイン - ジャンル:グルメ

  1. 2010/11/28(日) 07:07:00|
  2. イタリアのワイン
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

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  1. 2010/11/30(火) 17:56:32 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

モルガンティさんのお話も聞かれたのですね~。私も聞きたかったです。自然に戻る、自然をリスペクトするという哲学は素敵だと思います。それにしてもビオワインのレベルはかなり上がってきていると思います。ビオワインを拘って作っている人って、日本料理はお寿司屋さんの板前さんのようなこだわりがあると思うのですが、、、。私は好きです。
  1. 2010/11/30(火) 19:07:06 |
  2. URL |
  3. marcheselli #-
  4. [ 編集]

marcheselliさんへ

いつもコメントありがとうございます。
Fornovoの試飲会に行った人に会場で出合ったら、この試飲会には同じ生産者がたくさん参加しているって言ってました。
自然派ワイン、少し近づけたようで、いい勉強になりました!
  1. 2010/12/08(水) 07:34:20 |
  2. URL |
  3. 管理人より #-
  4. [ 編集]

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