イタリアより食とワインと山の魅力を

イタリアのワイン・チーズ、そして食生活情報

ナンバーワン・レストラン

今日は、昨年私が訪れたイタリアの北から南までの数限りないレストランの中で、私が一番感動したお店を紹介しましょう。

基本的には、私は伝統料理が好き。
ですから、流行りの(ちょっとブームは過ぎたかな?)分子料理なんて、まっぴらごめん。
食・ワイン・農業関係のコーディネートが主な仕事なので、レストランのチョイスは私のお手のものの一つです。

なぜか、私はコスパの良い、旨い店を探す能力に長けているんです!
(ただの食いしん坊って言うだけ??)

12月に行く予定のスキー場の近くに、〈バカ高くなくて美味しい料理を出す店を探すように〉、という指令が連れ合いから来ました!

スキー場は、トゥレント州のアンダロと言う所。でもその町にいい店がないのは、去年体験済み。

私が探し出したのは、アンダロから8キロほど南に下ったモルヴェーノ湖畔の店。
3つ星のホテルの中の店でした。

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クリスマスのイルミネーションで飾られたホテルのフロントで、Miyukiね? お待ちしてたわ! と素敵な笑顔で迎えてくれるオーナー夫人で、ソムリエのリリアーナさん。
アペリティフはいかが? とサロンに案内される。
ここはトゥレント州。やっぱりFerrari
大きめの、それもりーデルのグラスにPerla 2006をサービスしてくれる。

たっぷりサービスしてくれて、飲みきれずそのグラスを持ってレストランへ。
お客は私たちだけ。。。ちょっと心配になる。そりゃそうよね?
テーブル数は7つだけ。。。(ホテルの宿泊客用に別のレストランが併設されている)
流行ってるのかな、この店???

2日前に冬のメニューに切り替えたばかり、、、とのこと。
アラカルトのメニューも気になったけど、私たちがチョイスしたのは、“長い旅”と言う5皿からなるテースティングメニュー。

私は、クリエーティブすぎる組み合わせの料理は好きじゃないし、山に来て海のものを食べたい、とは思わないタイプ。その土地で、その土地のものを楽しみたい。。。

だから、正直、このメニューを頼んだ時には、あまり期待していなかった。。。。

5皿でもすごいな~っと思ってたのに、なんとアンティパストの前にアミューズが2皿も出てきた!
まずは、アオスタ州の有名なアルナードゥのラルドのサービス。
そこに自家製の熱々のパンも運ばれてきた。
それも12種類!!!

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今時12種類ものパンを毎日作る店なんてないんじゃないかな~~???
地元のバターも添えられている。
もう一皿のアミューズは、細切りのセーダノ・ラーパ(根セロリ)が乗ったトルテッリーニ。
どれもお皿も盛り付けもとってもお洒落で感激。

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さあ、これからが本番!

1皿目:間違えて黒マグロで作ったヴィテッロ・トンナート
2皿目:ノロジカのレバーとビットチーズのリーゾ・アル・サルト
3皿目:チーマ・ディ・ラーパと羊のリコッタのラビオリを黒いひよこ豆ソースと小イカで
4皿目:カリっと焼き上げたイベリコ豚にイタリアの魚醤を加えて
5皿目:チョコレート

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1皿目のヴィテッロ・トンナートは、ピエモンテの伝統料理で、本来は、ゆでた牛肉を薄くスライスして、ツナのマヨネーズソースで食するのを、あえてマグロで作った一品。ゴマの風味が香ばしい。


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2皿目は、ミラノの貧しい料理、リーゾ・アル・サルト。残ったリゾットを、翌日、バターで炒めてカリカリにしたもので、もはやミラノのレストランでもお目にかかれることはまずない、と言う貴重な料理にノロジカのレバーと透けるくらい薄くカットしたひらひらのビットチーズでしっかりした味付けがなされている。


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3皿目は、南イタリアの食材、チーマ・ディ・ラーパ(菜の花の一種)を詰めたラビオリに、こんな山の麓で、どこで仕入れるんだろう、と不思議になるくらい美味しい小イカが乗った一品。真ん中にドンと置かれたニンジンが可愛い。


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4皿目は、見事な焼け具合のイベリコ豚。運ばれて来た時に、トリフの香りが。。。私が大好きなピエモンテのトリフ加工メーカー、Tartuflanghe社の“トリフエキス入りのキャビアもどき”が乗ってる!!

いいタイミングで運ばれてくるお料理。
心のこもったサービス。

デザートの前に、プレデザートが!
可愛いガラスの小瓶に入った“パネットーネ”!!!

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意表を突く演出、憎いな~~。

そして、ついにたどり着いた(?)デザート:チョコレート。
メニューには、“チョコレート”と書いてあるのみだった。
まさか、チョコレートが1個、ゴロンと出てくるわけはなし。。。

本音を言うと、たくさん食べた後に、チョコレートは避けたい。。。。
でもセットメニューだからしょうがない、、、と諦めの雰囲気で待つ私たち。

これもステキなお皿で運ばれてきた。
キャ~、お洒落~~

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生チョコのような、本物のカカオの味わい。甘さもぐっと控えめ。
これなら、いけるるるるるる~~~

あ、大事なことを書いてませんでしたね。
値段! 

信じてもらえないかもしれませんが。。。。
たったの55ユーロ。

気が付いたら、常連と思えるお客様が2組いらしてました。
もうけ主義ではなくて、本当に美味しいものを、数少ないテーブルで、おもてなししたい、というオーナーのポリシーがわかる素晴らしいお店。

こんな満足感を味わったのは久しぶりです。

ワインのことを書くのさえ、忘れていました。

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トゥレンティーノ州の密かに注目されているReviという家族経営のワイナリー。
初めてこのワイナリーに出会ったのは、もう数年前。気に入って、思わず2本買ったのを覚えています。スプマンテしか造っていない、というこだわり。
今日は、2008年のシャルドネー100% パドセ(超辛口)
最初にFerrariのPerlaを飲んでしまったから比べるのはちょっと気の毒だったけど、すべてのお料理にしっかり合って、なかなかのチョイスでした。

“私が選んだ2013年ベスト・レストラン:La Dispensa”のサイトです。
http://www.ristoranteladispensa.it/it/home/1-0.html

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テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ

  1. 2014/01/09(木) 06:43:22|
  2. イタリアの食
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