イタリアより食とワインと山の魅力を

イタリアのワイン・チーズ、そして食生活情報

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Ferrariのスプマンテに酔いしれて

トレンティーノ州は、イタリアのスパークリングワイン・スプマンテの生産地として有名。
もちろん、フランチャコルタも有名だけど。

イタリアソムリエ協会のオフィシャルテースターのセミナーの一環として、トレンティーノ州のトップワイナリー、Ferrari社へ。

最近2回もこのワイナリーのワインのサービスをしたせいもあり、興味津津!
トレンティーノと言うと、アルプスのイメージが強いけど、ワイナリーはトレントの町のはずれ、平地にある。創業は1902年、とてつもない歴史あるワイナリー。創業者はジューリオ・フェッラーリ氏。フランスで醸造学を学んだ彼は、シャンパーニュ地域と、彼の地元のトレントが似ていることに気付き、生まれ故郷でスプマンテを作り始めた人。
現オーナーのルネッリ一族は、当時ワインの販売をしていた。フェッラーリ氏が造るワインを高く評価し、のちにフェッラーリ氏からワイナリーを買い上げたのである。

3代目でエノロゴであるマルチェッロ氏の案内で、ワイナリーを見学。
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なにせ、自畑dだけで120haというイタリアじゃ想像を絶する規模の大きさだから、エノロゴも全員で9人、畑担当の農学士が5人いるんだそうである。

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ちなみに、イタリアじゃ、一族会社は3代目がつぶすって言うんだけど、彼も笑いながら心配してた!

心配ご無用!
トレンティーノにももう一つ、そしてトスカーナとウンブリアにもワイナリーを持ち、蒸留所、ミネラルウォーターの会社、トレンティーノにはミッシェランの星付きレストランまで所有してるんだから。Ferrariだけで年間生産本数が300万本近い。
儲かっていると、キリなく儲けようとする人たちも多い中、ここのワインのコスパの素晴らしいこと!
彼らのポリシーがうかがえるね
午後、彼らの宮殿への移動で、マルチェッロ氏は、あの古い四駆のフィアットのパンダでやってきた。お金の本当の価値を分かっている人、と見受けたぞ! (ますます感動する私)

ワイナリーも見学する人にわかりやすいようになっていて、お勧め!
DSC03623.jpg DSC03618.jpg


で、肝心なテースティングは:
Perle' 2006 Brut(シャルドネ100%)
 白桃。きれいな酸、心地よい塩味

Perle' Nero 2005 Extra Brut(ピノ・ネーロ100%)
 栗の蜂蜜、セージ、甘い香り、美しい酸、程よい塩味、しっかりしたボディー

Riserva Lunelli 2004 Extra Brut(シャルドネ100%)
 ローズマリー、乾燥したタイム、樽香、フルボディー、塩味

同僚のオフィシャルテースター達の評価は一致。ピノ・ネーロで作ったPerle Neroが一番高い評価を得た。
このブドウ品種ならではの、淡いオレンジがかった色も魅力的だし、かみしめて飲むタイプ。生産本数は年間2万本弱。
Riserva Lunelliはオーストリア産のオークの大樽使用。樽香がまだ前面に出過ぎてるような気がして、私は苦手・・・生産本数、年間4万本強。
Perle'は、コスパの良さ、飲みやすさが魅力だ。

この3本のスプマンテの後、な~~んと赤ワインがサービスされる!
彼らが持っているウンブリアのワイナリーのMontefalco 2006。ブドウの品種はサグランティーノ。あのタンニンがスゴイ、サグランティーノである。
隣の友人は、スプマンテ試飲しに来たのに、赤なんて飲みたくない!と不満気。
ところが、ドッコイ! 美味しいのなんのって!!!
ジャム、甘いスパイス、鹿の皮、野生のシクラメン、さまざまな香りに包まれる。口に含んでみて、もっとびっくり。
これが、サグランティーノ???と疑いたくなる優しいタンニン。ミネラルもしっかりしていて、アフターもめちゃ長い。こりゃすごい!!!
隣の友人も納得。

その後、Ferrariのトップワインが2種類:
Giulio Riserva del Fondatore 2001
Giulio Riserva del Fondatore 1990


7年物のフルボディーの赤ワインの後に、それに負けないどころか、それを上回るスプマンテは、この世にそうはないかもしれない。あえて、この順番で私たちにサービスしたところに、彼らの自信が感じられた。
シャルドネ100%、10年間酵母と寝かした。リリースは1971年。(発売は1980年)
2001年は、素晴らしい太陽と、程よい雨に恵まれたパーフェクトな年だったそうである。トーストしたヘーゼルナッツ、ハーブ、ミネラル香、サフラン。塩味。申し分ない!
1990年に至っては、言葉もない・・・これを飲むと、2001年がまだ若すぎる、って思える。

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いや~、トレントまでの道のりは長かったけど、来た甲斐があった。
星付きの彼らのレストランLocanda Margonで食事。
DSC03635 1 DSC03636.jpg DSC03638.jpg 彼らの蒸留所で作られたグラッパ。グラスがとってもお洒落!


その後、マルチェッロ氏は、16世紀の彼らの宮殿Villa Margonを案内してくれた。トレント公会議で、カール5世が泊まった宮殿で、今でも彼が寝たベッドが残されている。各部屋のフレスコ画も全てオリジナルのままで、手は加えてないとのこと。まわりには150ヘクターの森。

DSC03644.jpg DSC03648.jpg DSC03663.jpg

DSC03662.jpg これがカルロ5世のベッド




ワイナリーも、この宮殿も予約すれば見学可能。ぜひ、訪れてみてくださいね。
 ワイナリー:http://www.cantineferrari.it/
 レストラン:http://www.locandamargon.it/
 *3種類のお料理を52分間でサービスするスピードメニューは28ユーロです!

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  1. 2012/03/22(木) 03:36:30|
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近況報告

又更新をさぼってた私。
去年から手掛けていたミラノのドゥオーモのガイドブックの翻訳、ついに終了!
ラストスパートがすごかった。
夢でドゥオーモが化けて出てくるんじゃないかって思ったくらい??

近々発売になると思います。
ミラノのドゥオーモの中のブックショップで購入できます。100ページを超えるボリュームで値段はたった10ユーロ。
写真も素晴らしいし、内容も盛りだくさん。これ一冊でドゥオーモのすべてがわかります。保証付きだよ~~!
詳しくは、発売後にお知らせしますね。
こうご期待!

この翻訳に追っかけられていた最中に、ジャーナリスト対象の、スイートワインであるモスカート・ディ・スカンツォを知りつくす2日間の旅にご招待を授かりました。
昨年、日本ソムリエ協会の月刊誌の11月号に、私が記事を書いた、あのDOCGのモスカート・ディ・スカンツォです!
これも、後日詳しくブログに書かなくちゃ・・・
だって、だって、2日間で18種類のモスカート・ディ・スカンツォを試飲できたのです。
なんと言っても、一番の感激は、Biavaの1986年を飲ませていただいたこと!
Biavaは、モスカート・ディ・スカンツォの生産者の中の、トップ中のトップ。
今発売されている2008年を手にすることさえ簡単じゃないのに、2006年と1996年と1986年を飲ませてもらった。

DSC03417.jpg

夢のよう・・・・
これこそ、ブログに詳細を書かなきゃね。

イタリアソムリエ協会主催のバルバレスコのセミナーにも参加。
2回にわたるセミナーでは、毎回クリューの違う6種類のバルバレスコを試飲。土壌、日照条件等の詳しい説明を受ける。

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極め付きは、秘蔵の1971年のバルバレスコ!!!

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先週末はトスカーナへ:
お目当ては、ブルネッロの試飲会。
毎年モンタルチーノでこの時期行われる試飲会。
今回はブルネッロの2007年とリゼルバ2006年、ロッソ・ディ・モンタルチーノ2010年のお披露目会。
なんたって、2006年と2007年は当たり年だからね~~。

DSC03561.jpg整然としたブルネッロの畑。さすが!

でも、レストランでビステッカ・アッラ・フィオレンティーナと飲んだブルネッロ2005年、素晴らしかった。
2005年は今一のビンテージのはずだったんだけど、今飲むと最高だよ!

まだまだ書くことはいっぱいあるけど、今日はここまで。
じゃ、またね。

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  1. 2012/03/04(日) 07:52:36|
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